VirtualBoxにCentOSをインストールしてGUIを使えるようにする方法まとめ

VirtualBox

VirtualBoxが入っている前提で進めます。

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仮想マシンの作成

まず仮想マシンを作成します。
仮想マシンの設定は後から変更することが出来るのでとりあえずデフォルトの設定で作成します。

VirtualBoxを起動します。
初期画面で「新規」をクリックします。

仮想マシン名とOSのタイプを設定します。
名前は適宜設定します。
今回はCentOS7をインストールするのでタイプに「Linux」、バージョンに「Red Hat(64-bit)」を指定します。
設定したら「次へ」をクリックします。

メモリーのサイズを設定します。
設定したら「次へ」をクリックします。

ハードディスクの設定をします。
「仮想ハードディスクを作成する」を選択し、「作成」をクリックします。

ハードディスクのファイルタイプを設定します。
「VDI」を選択し、「次へ」をクリックします。

ストレージのタイプを設定します。
「可変サイズ」を選択し、「次へ」をクリックします。

ハードディスクのサイズを設定します。
デフォルトのままで「作成」をクリックします。

以上で仮想マシンが作成されました。

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CentOSのISOファイルを用意する

まず、CentOSのISOファイルをダウンロードします。
https://www.centos.org/download/ にアクセスします。

「Minimal ISO」を選択し、適当なリンクをクリックし、ISOファイルをダウンロードします。

仮想マシンの起動ディスクにCentOSのISOファイルを指定する

まず、VirtualBoxを起動します。
先ほど作成した仮想マシンを右クリックし、「設定」をクリックします。

設定画面が表示されたら「ストレージ」を選択します。
コントローラ: IDEの右にあるディスクアイコン(ツールチップに「光学 ドライブ の追加」と表示される)をクリックします。

ポップアップが表示されるので「ディスクを選択」をクリックします。

ダウンロードしたCentOSのISOファイルを指定します。

設定画面に戻るので「OK」をクリックします。

これで仮想マシンの起動ディスクにCentOSのISOファイルが指定されました。

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仮想マシンにCentOSをインストールする

起動ディスクの設定が完了した仮想マシンを右クリックし、「起動」→「通常起動」をクリックします。

次の画面が表示されたら「Install CentOS 7」を選択します。

言語設定を行います。
今回は日本語を選択し、「続行」をクリックします。

インストール先を設定します。
「インストール先」をクリックします。

ローカルの標準ディスクでディスクを選択し、「完了」をクリックします。

ネットワークの設定を行います。
「ネットワークとホスト名」をクリックします。

「イーサネット」をオンにし、「完了」をクリックします。

「インストールの開始」が有効になるので、「インストールの開始」をクリックします。

続けてユーザの設定を行います。
まず、「ROOTパスワード」をクリックします。

パスワードを適宜設定し、「完了」をクリックします。

設定画面に戻ったら「ユーザの作成」をクリックします。

適宜ユーザ情報を設定し「完了」をクリックします。

後は「設定完了」をクリックするだけです。

完了後「再起動」をクリックします。

再起動するとターミナルが表示されるので設定したユーザでログインしましょう。

これでCentOSのインストールは完了です。
このままだとCUIなのでGUIが使えるようにします。

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プロキシの設定

プロキシ環境下の場合はプロキシの設定を行いましょう。

$ vi /etc/yum.conf

「i」キーで入力モードにして下記を末尾に追加します。

proxy=http://<ユーザID>:<パスワード>@<プロキシサーバのURL>:<ポート番号>

編集が完了したら「esc」キーで入力モードを抜けて「:wq」と入力します(これで編集内容を保存して閉じることになる)。

GUI環境の設定

今回はGNOMEを使ってみます。
プロキシ環境下の場合はプロキシの設定を行ってください。

$ sudo yum groupinstall "GNOME Desktop"

インストールが完了したらGUIを有効にします。

$ startx

有効にすると初期設定画面が表示されるので適宜設定します。
今回は日本語に設定します。

上記のままだと再起動したらCUIで起動してしまいます。
デフォルトでGUIで起動するようにターミナルで下記コマンドを実行します。

$ sudo systemctl set-default graphical.target

以上でGUI環境の設定は完了です。

ホームディレクトリのフォルダ名を日本語から英語に戻す

言語設定を日本語にするとホームディレクトリのフォルダ名が日本語になります。
このままだとCUIで操作する際に面倒なのでフォルダ名を英語に戻します。

まずターミナルで下記コマンドを実行し、GNOMEのダイアログを表示します。

LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

ダイアログにて「Update names」を選択すればフォルダ名は英語になります。


Guest Additionsのインストール

このままだと大きいディスプレイに表示する際に解像度が上手く設定できないのでGuest Additionsなるものを入れます。

まず、仮想マシン上で下記コマンドを実行します。

$ su
$ yum -y update
$ yum -y install kernel-devel kernel-headers gcc gcc-c++

完了後、再起動します。
ログイン後、ホスト側でデバイス→光学ドライブ→VboxGuisetAdditions.isoを選択します。
VboxGuisetAdditions.isoが見えない場合は「ディスクイメージを選択…」からVirtualBoxがインストールされたフォルダを探してください。

すると実行するか聞かれるので「実行する」をクリックします。

管理者権限のパスワードを入力し、「認証」をクリックします。

するとVirtualBox Guest Additionsのインストールが行われます。完了したらエンターキーでターミナルを閉じましょう。

再起動するとディスプレイのサイズに応じて解像度が適切に設定されるようになります。

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